2015年 ジャンル別ベスト(ミステリ、国内・海外)
2015年度は217冊でした。もう少し読みたかったのですが、まずまず
というところでしょうか。相変らず、硬い本はあまり読めてないのですが、
時代小説を除いたエンタメは、それなりに充実していました。特に恒川光太
郎と野崎まどとの出会いは、衝撃でした。どちらも、今までに全く読んだこ
とのない、ジャンル分け不能の作家でした。
◆国内ミステリ
この一作という作品はなかったが、結構全体にレベルは高かった。5位
までは、文句のない傑作だが、特に柚月の変貌には驚いた。
3、孤狼の血 柚月裕子 (角川書) ☆☆☆☆★
4、さよなら神様 麻耶雄嵩 (文春社) ☆☆☆☆★
5、赤い博物館 大山誠一郎(文春社) ☆☆☆☆★
6、さよならの手口 若竹七海 (文春文) ☆☆☆☆★
8、Aではない君と 薬丸 岳 (講談社) ☆☆☆☆
誓 約 薬丸 岳 (幻冬舎) ☆☆☆☆
アノニマス・コール 薬丸 岳 (角川書) ☆☆☆☆
9、影の中の影 月村了衛 (新潮社) ☆☆☆☆
機龍警察【完全版】 月村了衛 (早川書) ☆☆☆☆
10、犬の掟 佐々木譲 (新潮社) ☆☆☆☆
11、ビッグデータ・コネクト 藤井太洋 (文春文) ☆☆☆☆
次、最終陳述 法坂一広 (宝島社) ☆☆☆☆
次、所轄魂 笹本稜平 (徳間書) ☆☆☆☆
松谷警部と目黒の雨 平石貴樹 (創元文) ☆☆☆☆
次、鷹野鍼灸院の事件簿 乾 緑郎 (宝島文) ☆☆☆☆
次、ラストワルツ 柳 広司 (角川書) ☆☆☆☆
次、雨に泣いてる 真山 仁 (幻冬舎) ☆☆☆☆
次、SROⅥ 四重人格 富樫倫太郎(中公文) ☆☆☆☆
★古典再読
・人喰い 笹沢左保 (双葉文) ☆☆☆☆
・人喰いの時代 山田正紀 (ハル文) ☆☆☆☆
◆海外ミステリ
昨年から、海外ミズテリをきちんと読めるようになったことがうれしい。
ただ、トップがクックというのは定番だが、このラストには泣かされた。
また「災厄の町」の再読は、僕にとって事件だった。クイーンがこんな素
晴らしい作家だったとは。(パズラー作家ではなく)
1、サンドリーヌ裁判 トマス・H・クック (HPM) ☆☆☆☆★
2、悲しみのイレーヌ ピエール・ルメートル (文春文) ☆☆☆☆★
3、髑髏の檻 ジャック・カーリー (文春文) ☆☆☆☆★
4、ありふれた祈り ウィリアム・ケント・クルーガー (HPM) ☆☆☆☆
- 作者: ウィリアムケントクルーガー,William Kent Krueger,宇佐川晶子
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5、ピルグリム1-3 テリー・ヘイズ (早川文) ☆☆☆☆
6、希望のかたわれ メヒティルト・ボルマン (河出新) ☆☆☆☆
7、声 アーナルデュル・インドリダソン (創元社) ☆☆☆☆
8、禁忌 フェルディナント・フォン・シーラッハ(創元社) ☆☆☆☆
9、猟犬 ヨルン・リーエル・ホルスト (HPM) ☆☆☆☆
次、ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密 ポール・アダム (創元文) ☆☆☆☆
次、あなたは誰? ヘレン・マクロイ (ちく文) ☆☆☆☆
次、だれがコマドリを殺したのか? イーデン・フィルポッツ (創元文) ☆☆☆☆
次、悪意の波紋 エルヴェ・コメール (集英文) ☆☆☆☆
次、ミンコット荘に死す レオ・ブルース (扶桑文) ☆☆☆☆
★古典再読
・災厄の町 エラリイ・クイーン (早川文) ☆☆☆☆★ 【新訳】
・九尾の猫 エラリー・クイーン (早川文) ☆☆☆☆ 【新訳】
・フォックス家の殺人 エラリイ・クイーン (早川文) ☆☆☆☆
・緑は危険 クリスチアナ・ブランド (HPM) ☆☆☆☆