2015年 ジャンル別ベスト(SF、歴史、小説、NF)

◆SF、ホラー、ファンタジー

ここは、このところ世の中の流れについていけてません。ベスト間違いなし
と言われるケン・リュウの「紙の動物園」途中で挫折しました。テッド・チ
ャンとは、大きな差がある気がするんだけれど。小谷真理が「ヘブンメイカ
ー」を褒めていてうれしかった。これは、傑作です。

まあ、恒川は野崎と並んで、今年一番嵌った作家。ただし、二人ともSFと
言い切るには、ためらう作風だが。

1、ヘブンメイカー スタープレイヤーⅡ   恒川光太郎 (角川書) ☆☆☆☆★

 

 


2、Know                 野崎まど (早川文) ☆☆☆☆★

 

know (ハヤカワ文庫JA)

know (ハヤカワ文庫JA)

 

 


  バビロンⅠ -女-            野崎まど (講談タ) ☆☆☆☆

 

バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)

バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)

 

 


3、天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒト   小川一水 (早川文) ☆☆☆☆

 

 

次、どこの家にも怖いものはいる       三津田信三 (中公社) ☆☆☆☆

 

どこの家にも怖いものはいる

どこの家にも怖いものはいる

 

 


次、薫香のカナピウム            上田早夕里 (文春社) ☆☆☆☆

 

薫香のカナピウム

薫香のカナピウム

 

 


次、WOOL ウール         ヒュー・ハウイー (角川文) ☆☆☆☆

 

ウール 上 (角川文庫)

ウール 上 (角川文庫)

 

 


次、ウェイワード          ブレイク・クラウチ (早川文) ☆☆☆☆

 

ウェイワード―背反者たち― (ハヤカワ文庫NV)

ウェイワード―背反者たち― (ハヤカワ文庫NV)

 

 


★恒川祭り

1、雷の季節の終わりに       恒川光太郎 (角ホ文) ☆☆☆☆★

 

雷の季節の終わりに

雷の季節の終わりに

 

 


2、竜が最後に帰る場所       恒川光太郎 (講談社) ☆☆☆☆★

 

竜が最後に帰る場所

竜が最後に帰る場所

 

 


3、金色の獣、彼方に向かう     恒川光太郎 (双葉社) ☆☆☆☆★

 

金色の獣、彼方に向かう

金色の獣、彼方に向かう

 

 


4、秋の牢獄            恒川光太郎 (角ホ文) ☆☆☆☆

 

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

 

 


5、草 祭             恒川光太郎 (新潮社) ☆☆☆☆

 

草祭

草祭

 

 


次、南の子供が夜いくところ     恒川光太郎 (角川書) ☆☆☆☆

 

南の子供が夜いくところ

南の子供が夜いくところ

 

 


★最原最早五部作(刊行順)
 ・【映】アムリタ       野崎まど (MW文) ☆☆☆☆

 

 


 ・舞面真面とお面の女     野崎まど (MW文) ☆☆☆☆

 

 


 ・死なない生徒殺人事件    野崎まど (MW文) ☆☆☆☆★

 

 


 ・小説家の作り方       野崎まど (MW文) ☆☆☆★

 

 


 ・パーフェクトフレンド    野崎まど (MW文) ☆☆☆☆

 

 


 ・ 2            野崎まど (MW文) ☆☆☆☆☆

 

2 (メディアワークス文庫)

2 (メディアワークス文庫)

 

 

 

★古典再読
 ・果てしなき流れの果てに        小松左京 (ハル文) ☆☆☆☆

 

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

 

 


 ・筒井康隆コレクションⅠ 48億の妄想 日下三蔵編(出版芸) ☆☆☆☆

 

 


 ・アフロディーテ            山田正紀 (講談社) ☆☆☆☆★

 

アフロディーテ (1980年)

アフロディーテ (1980年)

 

 


 ・デッド・エンド            山田正紀 (奇想天) ☆☆☆☆★

 

デッド・エンド (1980年)

デッド・エンド (1980年)

 

 


 


◆時代・歴史小説

最後まで努力したのだが、結局こんなさびしい状況となった。「海の翼」
は、歴史小説と呼ぶべきか迷う作品だし。宇江佐もなくなってしまい、
新しいお気に入りを見つけないといけないなあ。

1、海の翼        秋月達郎  (PH文) ☆☆☆☆★

 

海の翼 (PHP文芸文庫)

海の翼 (PHP文芸文庫)

 

 


2.天下人の茶      伊東 潤  (文春社) ☆☆☆☆

 

天下人の茶 (文春e-book)

天下人の茶 (文春e-book)

 

 

次、白頭の人       富樫倫太郎 (潮出版) ☆☆☆☆

 

白頭の人

白頭の人

 

 


次、北条早雲 悪人覚醒編 富樫倫太郎 (中公論) ☆☆☆☆

 

 

北条早雲 - 悪人覚醒篇

北条早雲 - 悪人覚醒篇

 

 

 
◆フィクション

原田マハに嵌った。ただし、彼女の場合も多作で、絵画絡みの作品以外は
はずれも多かったが。桐野の短編集も素晴らしく恐ろしい。

1、ジヴェルニーの食卓       原田マハ (集英社) ☆☆☆☆☆

 

ジヴェルニーの食卓

ジヴェルニーの食卓

 

 


  楽園のカンヴァス        原田マハ (新潮社) ☆☆☆☆★

 

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス

 

 


  モダン             原田マハ (文春社) ☆☆☆☆

 

モダン

モダン

 

 


  キネマの神様          原田マハ (文春社) ☆☆☆☆

 

キネマの神様

キネマの神様

 

 


2、奴隷小説            桐野夏生 (文春社) ☆☆☆☆★

 

奴隷小説

奴隷小説

 

 


3、下町ロケット2 ガウディ計画  池井戸潤 (小学館) ☆☆☆☆

 

下町ロケット2 ガウディ計画

下町ロケット2 ガウディ計画

 

 


4、思い出は満たされないまま    乾 緑郎 (集英社) ☆☆☆☆ 

 

思い出は満たされないまま

思い出は満たされないまま

 

 

 


◆ノンフィクション

サントリー絡みの北康利と、キャパ絡みの沢木の一年だった。春日も相変らず
いい仕事をしている。


1、最強のふたり 佐治敬三開高健    北康利    (講談社) ☆☆☆☆★

 

佐治敬三と開高健 最強のふたり

佐治敬三と開高健 最強のふたり

 

 


  やってみなはれ みとくんなはれ   開高健山口瞳(新潮文) ☆☆☆☆

 

やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫)

やってみなはれみとくんなはれ (新潮文庫)

 

 


  吉田茂 ポピュリズムに背を向けて   北康利    (講談社) ☆☆☆☆

 

吉田茂 ポピュリズムに背を向けて

吉田茂 ポピュリズムに背を向けて

 

 


2、役者は一日にしてならず       春日太一   (小学館) ☆☆☆☆★

 

役者は一日にしてならず

役者は一日にしてならず

 

 


3、流星ひとつ             沢木耕太郎  (新潮社) ☆☆☆☆

 

流星ひとつ

流星ひとつ

 

 


  キャパへの追走           沢木耕太郎  (文春社) ☆☆☆☆

 

キャパへの追走

キャパへの追走

 

 


  ゲルダ           イルメ・シャーバー  (祥伝社) ☆☆☆☆

 

ゲルダ――キャパが愛した女性写真家の生涯

ゲルダ――キャパが愛した女性写真家の生涯

 

 


4、パナソニック人事抗争史       岩瀬達哉   (講談社) ☆☆☆☆

 

ドキュメント パナソニック人事抗争史

ドキュメント パナソニック人事抗争史

 

 

次、ウルトラマンが泣いている      円谷英明   (講現新) ☆☆☆☆

 

 


次、探訪 名ノンフィクション      後藤正治   (中公社) ☆☆☆☆

 

探訪 名ノンフィクション

探訪 名ノンフィクション